気持ちと表情
毎日毎日、息子と教育番組を見ています。
教育番組、面白いんですよね。
ちょっと前までは、平日の休みの日・・・というか、学校とか仕事とか体調崩して休んじゃった日に「前の晩いっぱい寝たから具合悪いけど寝られないよー」って思いながら見ちゃう番組だったんですけど。
今は息子が喜ぶからという理由をつけて、自分が楽しみに見ていたりして。
「ピタゴラスイッチ」とか、「にほんごであそぼ」、「おはなしのくに」、「しぜんとあそぼ」、「ことばぁ!」、「あいのて」、道徳番組とか。
ほかにもたくさん。
今更ながらにすごくためになったり発見したり、芝居の稽古でやったらこれいい!っていうのとかのヒントをもらったりしてます。
で、いやね。
そんな良いことずくめの教育番組に気になってることがあって。
表情のつくりかた、とか教えてる番組がいくつかあるんです。
「悲しい顔」とか、「困った顔」とか。
「相手の気持ちを考えて、声をかけてあげましょう。そんなとき、その顔でいいのかな?」みたいなのとか。
私の子供の頃、そんな種類の番組無かったんじゃないかなあって。
表情って、もともと、作ろうと思って作るものじゃないでしょう。
子供の頃ならなおさら。
沸き上がった感情から素直に表にでるもののはず。
でも、表情すら教えて貰わなきゃ分からない時代になってきているのかな、って怖くなったのです。
それは、子供が変わったんじゃない。
きっと、大人に表情がなくなっているんだ。
だから、子供は分からないんだ。
相手に気持ちを伝えようとしない大人が多いから、子供も、どうしていいかわからないんだ。
私が好きな演劇は、そういった子供達、いや、それ以前に大人達を変えることが出来ないかしら。
演劇を志すなら。
そういった世の中の役に立つことが私に出来ないのかしら。
思い至ったりして。
それ以前に。
まずは。
私の感情表現をもっともっと豊かにするために、気持ちを揺らしたい。
それは、親としても大事な使命だ。
うん。
今のところは、そんな気持ち。
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