本たち

てれびえほん

NHK教育のてれび絵本って知ってます?



その名のとおり、絵本をテレビをとおして読んでる感じの番組。

子供の頃はそんなに面白いとは思わなかったんですけど、今になってこれはいい、とおもってます。



大人になって、絵本を読んでもらうって経験、あんまりないでしょ?

むしろ読んであげる側になっちゃったし。

だから、よんでもらってる感じがいいんです。

自分で読むのと違う新しい発見とか、耳から入る音の気持ちよさとか、そういうのがとてもいい。



以前、読み聞かせについての本を読んだときに知ったんですけど、大人にも絵本の読み聞かせってとてもいいんですってね。

それがわかるような気がする番組なんです。



で、「面白かった!」って思った本を図書館で借りてきて、今度は息子にも読んであげるわけです。



最近のお気に入りは「さるのせんせいとへびのかんごふさん」というおはなし。



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作: 穂高 順也

絵: 荒井 良二

出版社: ビリケン出版



◇あらすじ

どうぶつ村のお医者さんは、とてもやさしいさるの先生。先生の心強いパートナーは、注射器・胃カメラなど、何にでも変身できるへびの看護婦さん。ある日、鼻づまりのぞうさんが現れ、先生に診てもらいますが、さて診断結果は?





へびのかんごふさんがいろいろなものになってせんせいの診察を助けるたび、新鮮な驚きと笑いがこみ上げてくる楽しい絵本。

息子もとっても気に入ってます。

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読み聞かせ

2歳になったあたりから、絵本の読みきかせを毎晩のようにしています。

本を読まない日(寝る時間が遅くなったり、約束を守らなかったりすると読まない)は息子は大変機嫌悪く寝ます。

もはや読みきかせをしないことは罰です。

子供ってすごい。大人ってずるい。



「モモちゃんとアカネちゃんの本」シリーズは今息子のお気に入り。

絵本ではないので子供がひとりで読むには早いけれど、読み聞かせにはちょうどいい短編のお話し集なのです。

『ちいさいモモちゃん』の中にある「モモちゃんあかちゃんのうちへ」はもう暗記するほど読みました。

保育園に初めて預けられたモモちゃんと、お留守番した猫プーの様子がコミカルに描かれています。



同シリーズの『モモちゃんとプー』の中にある「クレヨン ドドーン」は、私にドドーン!



モモちゃんがやめてと叫んでも止まないテレビに映る戦争。

クレヨンと画用紙があれば戦争が終わると信じる子供の発想力と純粋さ。

夢のなかで止めさせたハズの戦争が、目覚めてまだ終わってなかったショックと恐怖。



「ダメ!って、ママいわないの?はやくいわないと、みんなしんじゃうよう。」



モモちゃんの悲しい気持ちと、言われたママの切ない気持ちが両方大波のように襲ってきて、読みながら、私が感情移入しすぎて泣いてしまいました。



息子は「(戦争やめないなんて)ばかだねぇ。」と言っておりました。

深くはわからないなりに、話しあえるのがイイ。



読み聞かせ。

楽しいよ。

親子でこんなに楽しめるなんて、かなりいいコミュニケーション方です。

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ぐっとくるの。

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『Olivia』

Ian Falconer 作・画

谷川俊太郎 訳



母にすすめられた絵本で、これはきっと、お母さんになった人の方がぐっとくる絵本。

近所の図書館に行ったら見つけたので借りて来ちゃった。





この主人公は、普通のどこにでもいるいおしゃまな女の子。(めすぶた?)

彼女は朝起きると、どの服をきるかで大騒ぎ。お昼寝なんて大嫌い。

美術館でドガの「舞台稽古」の絵を見れば、バレリーナになった自分を想像し、

ポロックの抽象画を見ればすっかり画家気分。

自分の部屋の壁をキャンバスに絵を描き始めます。

それでも夜寝る前には、ママに何冊絵本を読んでもらうかで押し問答。



天真爛漫で、キュートなオリビアのことを自分の少女時代や子供に重ねて、さらにママの気持ちもわかっちゃう。

とっても心が癒されて、くすっとして、元気になる絵本です。



この絵本を描いたイアンは、雑誌ニューヨーカーの表紙画を手がけるイラストレーターで、イラストの仕事の他、ニューヨークシティバレー団、サンフランシスコオペラハウスの舞台装置や、衣装デザインを手がけた人なんだそうな。

うーん、センスいいなぁ!!

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続いて絵本の話

江ノ電はプラレールとビデオで前から気に入っていたのだけど、より江ノ電好きにさせたのはこの絵本の影響。



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うみのでんしゃぼくらの江ノ電

のりものえほん



著者/訳者名 中島章作/ぶん・え

出版社名 小峰書店

価格 1,155円(税込)



電車の写真の絵本しか興味を示さなかった息子が、この本に心ひかれた訳は絵がとてもリアルできれいな色使いだったからじゃないかな。

町並みもとても細かく丁寧に描かれています。



今は毎晩これを読んでから寝るのです。

毎晩江ノ電の夢見てるのかな。

いいなぁー。

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おもいでぽろぽろ

息子の絵本を探しに図書館に通うことが増えました。

最近やっと「ものがたり」に興味を示してくれるようになったので、図書館通いも楽しい。



でも、子供のために本を選んでいるつもりで、自分が真剣になって読んでいる事もしょっちゅう。

懐かしい絵本とか、読みたかったけど機会がなくてやっと出会えた絵本とか、たくさんたくさん。

そんな中、私が大好きだった絵本を発見。





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作: アーサー・ミラー

絵: アル・パーカー

訳: 厨川 圭子

出版社: 偕成社

本体価格: \1,200

対象年齢 小学初級から



 ジェインの毛布は、ピンク色。ふんわりしていて、暖かです。赤ちゃんのジェインは、毎朝、目をさますと真っ先に毛布に触ってみます。ミルクを飲むときも、お遊びのときも、お昼寝のときも、いつもこの毛布といっしょ。夜、毛布がほっぺにくっついていれば安心して、すやすやと眠ることができました。

 そんなジェインも1センチ、1センチ背が高くなり、もう赤ちゃん用のベッドは使わないほどに成長しました。一方、毛布は擦り切れてどんどん小さくなっていきます・・・。





というあらすじ。

私にも未だに放せない「もうふ」のようなものがあります。

だからすっごく共感できて。



もしお近くの図書館にあったらぜひ、読んでみてください。

切ないけど、ちょっとずつ成長するジェインの姿に力強さを感じるはずです。

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